不倫をテーマにした映画は、緊張感や人間関係の複雑さ、道徳的な葛藤など、感情を揺さぶる要素が詰まっています。以下に、国内外問わず「不倫」を扱った人気の映画を10作品紹介します。
人気の不倫映画10選① 昼顔 2017年
決して出会ってはいけない2人の恋を描く
道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描いたドラマ「昼顔」の劇場版です。決して出会ってはいけない2人が迎える衝撃の結末が衝撃的。女優としてさらなる新境地を開くべく、上戸彩が主人公・紗和を熱演し、監督は容疑者Xの献身の西谷弘です。
人気の不倫映画10選② 失楽園 1997年
許されぬ恋と知りながら惹かれ合う2人が選んだ結末は
渡辺淳一のベストセラー小説を森田芳光監督が映画化。妻子ある中年エリートサラリーマン・久木の前に、夫との冷え切った関係をもてあます美しい人妻・凛子が現れ、2人は恋に落ち、激しく惹かれ合い情事を重ねるようになります。許されぬ愛を深めて迎えた悲劇的な結末を描いたストーリーです。
人気の不倫映画10選③ 紙の月 2014年
平凡な主婦が破滅へとひた走る姿を描く作品
夫と二人暮らしで銀行の契約社員として外回りの仕事をしている、主婦・梅澤梨花。細やかな気配りや丁寧な仕事ぶりによって顧客からの信頼を得て、上司からの評価も高い社員でした。ある日、梨花は年下の大学生・光太と出会い、一緒に過ごすうちにふと顧客の預金に手をつけてしまったことから、日常が少しずつ歪み出します。
人気の不倫映画④ アンナ・カレーニナ 2012年
道ならぬ恋に身を焦がし愛の地獄に墜ちていく
舞台は19世紀後半のロシア、アンナ・カレーニナは社交界の華と謳われる美貌の持ち主。政府高官の夫カレーニンへの愛が冷めたアンナは、騎兵将校ヴロンスキーに出会い、地位も名声も捨て、彼女は愛の地獄に墜ちていってしまいます。アカデミー賞受賞の豪華な衣装は見どころです。
人気の不倫映画⑤ チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 2017年
無名な画家と人妻との許されない恋の物語
修道院で育ったソフィアは商人・コルネリスに嫁ぎますが、なかなか子どもを授かれずにいました。そんな折、夫婦の肖像画を描いて欲しいと無名の画家・ヤンに依頼したところ、キャンバス越しに見つめあううちソフィアとヤンは恋に落ちます。世界的ベストセラー小説を映画化した、ヒューマンミステリーです。
人気の不倫映画⑥ 夜明けの街で 2011年
甘く残酷な不倫の恋に堕ちていくストーリー
東野圭吾のベストセラー小説を、「沈まぬ太陽」の若松節朗監督が映画化。大手建設会社に勤める渡部が、美しい妻と恵まれた家庭生活を送りながらも、謎めいた雰囲気の部下・秋葉との甘く残酷な不倫の恋に堕ちていくストーリーです。岸谷五朗と深田恭子が主演を務めています。
人気の不倫映画⑦ 情愛中毒 2014年
部下の妻との情事に溺れるスキャンダラスな作品
ソン・スンホンが、初のベッドシーンに挑んだスキャンダラスなラブストーリーです。韓国の軍官舎へ新しく来た部下の妻に、エリート街道を歩んでいた既婚の大佐が恋をし、激しい恋心によって理性を吹き飛ばしてしまう2人。監督・脚本・演出はキム・デウが務めています。
人気の不倫映画⑧ サヨナライツカ 2009年
美しいラブシーンが必見。壮大なラブストーリー
「私の頭の中の消しゴム」でメガホンをとったイ・ジェハン監督が手がけ、約12年ぶりに映画主演をつとめた中山美穂の壮大なラブストーリーです。灼熱のバンコクで出会った自由奔放な女性と、結婚を間近に控えたサラリーマンの愛の行方を描く作品。美しいラブシーンは必見です。
人気の不倫映画⑨ 不倫する理由 2019年
倦怠期を迎えた夫婦のW不倫
体の関係が何かと強調される映画「不倫する理由」。作中は濃厚なシーンがあり、家族と一緒に観られない映画であるのは間違いないでしょう。
ただ映画の見どころとしては、濃厚シーンよりも冷え切った夫婦の関係性にあります。主人公夫婦の関係は既に冷え切っており、月に1回の「お楽しみ会」も義務的なものに…。
ではなぜ、義務的な「お楽しみ会」になってしまったのでしょうか?
「倦怠期の夫婦」という理由だけでは片付かないと気が付かせてくれるのが、映画「不倫する理由」なのです。
人気の不倫映画⑩ セカンドバージン 2011年
濃密な不倫愛を描いた、人気ドラマの劇場版
NHKで放送された、同名人気ドラマの劇場版です。マレーシアのクアラルンプールを舞台に、ドラマでは描かれなかった真実が明らかに。離婚経験のある45歳の敏腕出版プロデューサーの中村るいが、17歳年下で既婚者のネット証券会社社長・鈴木行との不倫におぼれていく姿を描いています。
これらの作品は、不倫がもたらす感情の葛藤や社会的影響を描きながら、それぞれ独自のスタイルや視点で物語を紡いでいます。不倫映画は人間の深い部分に触れ、多くの観客を魅了し続けています。人間の本能が露骨に出ていますので、その描写を是非お楽しみください。